キタカミヒョウタンボク

概要

キタカミヒョウタンボクは、スイカズラ科の落葉低木で、東北地方北部から北海道に分布する希少な植物です。高さは1メートルほどになり、6月頃に淡黄色の筒状の花を咲かせます。花は2個ずつ対になって咲き、独特の芳香を放ちます。果実は球形で、熟すと赤く色づきますが、有毒なので注意が必要です。山地のやや湿った場所に生育し、他の植物と混生していることが多いです。環境省レッドリストでは絶滅危惧II類に指定されており、生育地の保全が重要な課題となっています。その美しい花と希少性から、植物愛好家にも注目されています。