ヒゴシオン Aster maackii VU 分類: 維管束植物 概要 ヒゴシオンは、晩夏から秋にかけて美しい紫色の花を咲かせる多年草です。日当たりの良い山地や草原に自生し、高さは50~100cmほどに成長します。細長い葉は互生し、ややざらついた感触があります。花は多数の小花が集まって頭状花序を形成し、その直径は3~4cmほど。可憐な見た目とは裏腹に、比較的乾燥した環境にも耐える強健な植物です。秋の野山を彩る代表的な花の一つとして、観賞価値も高く、近年は園芸用にも利用されています。 名前の由来は、その姿がかつての肥後藩士の佩刀に似ていることからといわれています。