オオバナオオヤマサギソウ

概要

大花大山鷺草は、ラン科の多年草で、その名の通り、大型の花を咲かせるのが特徴です。白い花弁を持つ花は、優雅で繊細な印象を与え、芳醇な香りを放ちます。主に山地の湿った草原や林縁に生育し、初夏から夏にかけて開花します。他のサギソウ属と比べ、花が大きく、唇弁の距（きょ）も長いのが見分けポイントです。比較的稀少な植物であり、自生地の環境保全が重要となっています。その美しい姿から、観賞価値も高く、近年では園芸分野でも注目されていますが、乱獲による減少も懸念されています。