オガサワラツヤハナバチ

概要

小笠原諸島固有のハチで、体長は5～7mmほどと小型です。金属光沢のある黒色の体に、わずかに青みがかった輝きを見せます。他のハナバチ類と同様に、花粉や蜜を食糧とし、植物の受粉に貢献しています。主に海岸線近くの低地林に生息し、枯れ木などに巣穴を掘って営巣します。近年、生息地の減少や外来種の影響などにより、個体数が減少傾向にあると考えられており、貴重な固有種として保全の取り組みが重要視されています。その美しい姿と生態系における役割から、小笠原諸島の自然を象徴する存在と言えるでしょう。