ノグチゲラ Sapheopipo noguchii CR 分類: 鳥類 概要 ノグチゲラは、日本の固有種であるキツツキ科の鳥類です。かつては奄美大島と徳之島に生息していましたが、現在は徳之島のごく一部にのみ生息が確認されており、絶滅危惧種に指定されています。その生息数は数十羽と推定され、非常に希少な鳥です。 全身は黒色を基調とし、白い斑点が散らばる美しい羽衣を持っています。主に森林に生息し、樹洞に巣を作ります。昆虫などを食べて生活しており、その生息地の減少や、開発、森林伐採、そして近年は野生化したネコによる捕食などにより、個体数が激減しています。 現在、ノグチゲラの保護に向けた様々な取り組みが行われていますが、その将来は依然として不透明です。この貴重な鳥を守るためには、継続的な保全活動と、人々の理解と協力が不可欠です。