マヤプシギ Sonneratia alba NT 分類: 維管束植物 概要 マヤプシギは、東南アジアの熱帯・亜熱帯地域のマングローブ林に生育する、高さ10~20メートルに達する中高木です。幹は太く、多くの支柱根を出し、泥地をしっかりと掴んでいます。葉は対生し、楕円形で厚みがあり、光沢があります。白い花は大きく、直径10センチメートルほどにもなり、芳香を放ちます。果実は球形で、熟すと褐色になり、多数の種子を含みます。塩分に強い性質を持ち、潮間帯の厳しい環境に適応しています。木材は、耐久性に優れ、建築材や薪炭として利用されてきました。近年は、マングローブ林の保全上重要な種として注目されています。