ツシマカマキリモドキ

概要

対馬にのみ生息する希少な昆虫、ツシマカマキリモドキは、アミメカゲロウ目に属する肉食性の昆虫です。カマキリのような鎌状の前脚を持ちますが、カマキリとは異なるグループに分類されます。体長は2cmほどで、緑色を帯びた褐色の体色をしています。翅は透明で、網目状の翅脈が目立ちます。 主に森林に生息し、他の昆虫を捕食して生活しています。夜行性で、夜間に活動することが多いとされています。開発や森林伐採などによる生息地の減少が、ツシマカマキリモドキの個体数を減少させている大きな要因であり、絶滅危惧種に指定されています。その貴重な生態系を守るための保全活動が重要となっています。