ダルママグソコガネ

概要

ダルママグソコガネは、その名の通り丸っこい体型が特徴的な小さな甲虫です。体長は数ミリ程度で、光沢のある赤褐色の体色は、土壌の中で生活するのに適した保護色となっています。主に草原や畑などの地表に生息し、動物の糞などを餌としています。糞を転がす習性があり、その様子は可愛らしいと感じる人もいる一方で、農業害虫とみなされる場合もあります。糞を転がす行動は、繁殖活動や幼虫の餌確保と深く関わっていると推測されていますが、生態の全貌はまだ解明されていません。日本各地で見られる、身近な昆虫の一つです。