ホクリクサンショウウオ

概要

ホクリクサンショウウオは、日本固有種で、主に北陸地方に生息する小型のサンショウウオです。体長は平均で8～10cmほど。体は黒褐色で、小さな斑点があります。他のサンショウウオと比べて、尾が比較的短く、ずんぐりとした体型をしています。 主に山地の渓流やその周辺の湿った場所に生息し、水中で産卵します。卵は、水中の石などに付着させて産み付けられます。幼生は水中で生活し、変態して陸上に上がります。 夜行性で、昆虫やミミズなどを食べて生活しています。近年、開発や環境変化によって生息数が減少しており、絶滅危惧種に指定されています。その希少性から、保護活動が重要視されています。