チョウセンケナガニイニイ

概要

チョウセンケナガニイニイは、カメムシ目ニイニイゼミ科に属するセミの一種です。朝鮮半島に分布しており、日本では、まれに迷入個体が確認されるのみです。体長は20mmほどで、全体に黒褐色をしており、翅には淡褐色の斑紋が見られます。他のセミと比べ、やや小型でずんぐりとした体型をしています。 鳴き声は「ジーッ…ジーッ…」と、比較的低く、長く続く特徴的な音で、他のセミと区別できます。発生時期は夏頃とされていますが、日本ではその生態はほとんど解明されていません。その希少性から、生息環境の保全が重要な課題となっています。 日本で見かける機会は非常に少ないため、もし発見できた場合は貴重な観察記録となります。