オガサワラキホリハナバチ

概要

小笠原諸島固有のハナバチの一種、オガサワラキホリハナバチは、その名の通り、地中に巣穴を掘って生活するハチです。体長は1cmほどで、黒色を基調とした体に、わずかに黄褐色の毛が生えています。他の多くのハナバチと同様に、植物の花粉や蜜を食料とし、花の受粉に貢献しています。限られた固有種が生息する小笠原諸島の生態系において、重要な役割を担っていると考えられています。しかし、開発や外来種の侵入などにより、その生息数は減少傾向にあり、絶滅が危惧されています。保全のため、生息地の保護や外来種対策が急務となっています。 独特の生態と希少性から、小笠原諸島の貴重な自然遺産と言えるでしょう。