オオバカンアオイ

概要

オオバカンアオイは、ウマノスズクサ科カンアオイ属の常緑多年草です。比較的大きな葉が特徴で、腎臓形から心臓形をした光沢のある葉を地面に広げ、独特の雰囲気を醸し出します。暗い林床を好むため、日陰の環境でよく生育します。花は地面に近接して咲くため、観察しづらいですが、独特の色と形をしています。地域によっては絶滅危惧種に指定されている場合もあり、貴重な植物です。観葉植物としても人気がありますが、自生環境の保護に配慮することが大切です。 繁殖は主に地下茎で行われます。葉や茎には独特の香りがあり、観賞用だけでなく、薬用としても利用された歴史があります。