タカサゴアザミ

概要

タカサゴアザミはキク科アザミ属の多年草で、日本各地に分布する野草です。高さは1メートルほどになり、茎には鋭い棘が密生しています。葉は羽状に深く裂け、切れ込みの縁にも棘があります。夏から秋にかけて、紅紫色の頭花を多数つけます。花は筒状花のみで構成され、アザミ特有のゴツゴツとした印象があります。日当たりの良い野原や道端などでよく見られ、繁殖力も旺盛です。その逞しい姿から、観賞用としても利用される一方で、棘が鋭いため注意が必要です。また、薬用としても利用された歴史があり、民間療法で活用されてきました。