MENU
分類: チョウ目

ヒョウモンチョウ本州中部亜種

Brenthis daphne rabdia
VU
分類: チョウ目
ヒョウモンチョウ本州中部亜種

概要

ヒョウモンチョウ本州中部亜種は、日本の本州中部地方に生息するチョウの一種です。翅の表面はオレンジ色を基調とし、黒い斑点が散らばる美しい模様が特徴です。翅の裏面はより複雑な模様で、枯葉に擬態する効果があるとされています。草原や林縁など、日当たりの良い環境を好み、幼虫はスミレ類を食草としています。成虫は夏に現れ、花から蜜を吸ったり、湿地で吸水したりする姿がよく見られます。近年、生息地の減少などにより個体数が減少傾向にあると考えられており、保護の必要性が指摘されています。他のヒョウモンチョウ類と比べると、やや小型で、斑点の配置や濃淡にも微妙な違いが見られます。

絶滅危惧カテゴリー一覧

絶滅(EX: Extinct)
危険度: 最大
すでに絶滅したと考えられる種。過去50年間信頼できる調査で生存が確認できておらず、すべての個体が死滅したと考えられる場合。
野生絶滅(EW: Extinct in the Wild)
危険度: 極めて高い
飼育・栽培下でのみ存続している種。自然状態での生存が確認できず、動物園や植物園などでの保護下でのみ生存が確認されている場合。
絶滅危惧IA類(CR: Critically Endangered)
危険度: 非常に高い
ごく近い将来における野生での絶滅の危険性が極めて高いもの。個体数の激減や生息地の著しい減少が確認されている種。
絶滅危惧IB類(EN: Endangered)
危険度: 高い
IA類ほどではないが、近い将来における野生での絶滅の危険性が高いもの。生息条件の悪化や個体数の減少が進行している種。
絶滅危惧II類(VU: Vulnerable)
危険度: 中程度
絶滅の危険が増大している種。現在の状態をもたらした圧迫要因が引き続き作用する場合、近い将来「絶滅危惧I類」のカテゴリーに移行することが考えられる種。
準絶滅危惧(NT: Near Threatened)
危険度: やや低い
現時点での絶滅危険度は小さいが、生息条件の変化によっては「絶滅危惧」として上位カテゴリーに移行する可能性がある種。
軽度懸念(LC: Least Concern)
危険度: 低い
上記のカテゴリーに該当しない種。現時点では絶滅の危険性が低く、生息状況が安定している種。
情報不足(DD: Data Deficient)
危険度: 評価不能
評価するだけの情報が不足している種。危険性の評価が可能な情報が得られていない状態の種。
目次