スズカケソウ

概要

スズカケソウは、ゴマノハグサ科クガイソウ属に属する多年草です。高さは1メートルほどになり、茎は直立し、全体に白い毛が生えています。夏に、茎の先端に円錐花序を出し、淡紫色の小さな花を多数咲かせます。花は唇形をしており、下唇に紫色の斑点が入るものもあります。その姿は、鈴をかけたように見えることから、この名前が付けられました。山地の草原や湿った場所に自生し、比較的日当たりの良い環境を好みます。観賞用として栽培されることもありますが、自生地では減少傾向にあるため、保護が必要な植物です。