オリイヤマガラ

概要

オリイヤマガラは、日本の固有種で、奄美大島、徳之島、沖永良部島に生息するヤマガラの一種です。体長は14cmほどで、背面はオリーブ褐色、腹面は淡黄褐色をしています。頭部は灰色で、頬には白い斑紋があります。他のヤマガラと比べ、やや体が大きく、くちばしが太いです。主に森林に生息し、昆虫や植物の種子などを食べます。繁殖期には、樹洞などに巣を作り、5～7個の卵を産みます。近年、森林伐採などの影響で生息数が減少しており、環境省のレッドリストで絶滅危惧II類に指定されています。独特の鳴き声で知られ、その美しいさえずりは奄美諸島の自然を象徴するものです。