ニッポンバラタナゴ

概要

ニッポンバラタナゴは、日本固有種の淡水魚で、かつては全国各地で見られた美しい魚です。体長は5～7cmほどで、オスは繁殖期に体側に鮮やかな婚姻色を現します。その美しい姿から、観賞魚としても人気がありました。 しかし、河川改修や水質汚染、外来種の増加などにより、生息数は激減し、現在は絶滅危惧種に指定されています。 特に、産卵にカワシンジュガイなどの二枚貝が必要なため、貝類の減少も大きな脅威となっています。 近年では、保護活動が進められており、人工繁殖や生息地の保全などが行われています。 かつて身近な存在だったニッポンバラタナゴを未来に残すため、私たち一人ひとりの関心が重要です。