オオセッカ

概要

オオセッカは、全長約13cmの小さなスズメ目の鳥類です。日本では夏鳥として、北海道から九州にかけて分布し、主に低地から山地の草原や河川敷などの草地で繁殖します。背面は褐色で、腹面は白い羽毛に覆われています。特徴的なのは、その鳴き声で、力強く「チッ チッ」と繰り返し鳴くことから、その名が付けられました。昆虫などを捕食し、地上を跳ね回るようにして採餌します。繁殖期には、草の茎などを巧みに組み合わせた巣を地上に作り、5～6個の卵を産みます。秋には、東南アジア方面へ渡って越冬します。近年、開発や環境変化の影響で個体数が減少傾向にあるとされています。