エゾミヤマヤナギ Salix hidewoi NT 分類: 維管束植物 概要 エゾミヤマヤナギは、北海道の高山帯に生育する低木で、背丈は50cmほどにしかなりません。他のヤナギ類と比べて小型で、枝は細く、やや横に広がるように伸びます。葉は小さくて楕円形、革質で表面は光沢があり、縁には細かい鋸歯があります。花期は6~7月で、雄花と雌花は別々の株に咲きます。花は目立たず、黄緑色の小さな花を付けます。高山植物特有の強健さで、厳しい環境にも耐え、岩礫地や砂礫地に生育しています。その可憐な姿は、高山植物愛好家にも人気があります。 比較的稀少な種であり、生育地の環境保全が重要です。