MENU
分類: 蘚苔類

オオヤマトイタチゴケ

Leucodon giganteus (Nog.) Nog.
CR+EN
分類: 蘚苔類
オオヤマトイタチゴケ

概要

オオヤマトイタチゴケは、イタチゴケ科に属するコケ植物です。樹幹や岩上に生育し、比較的大きな群落を作ることが特徴です。他のイタチゴケ類と比べて、葉が大きく、長さ2~3mmにも達します。葉は狭披針形で、縁は全縁または微歯があります。葉身細胞は線形~線状長方形で、厚壁です。胞子体は比較的稀にしか見られず、蒴柄は長く伸び、円柱形の朔を付けます。日本では、比較的湿潤な環境を好み、山地の森林などに広く分布しています。その大きさと独特の姿から、コケ愛好家にも人気のある種類です。 環境指標種としての側面も持ち、生育状況からその場所の環境状態を推測する手がかりにもなります。

絶滅危惧カテゴリー一覧

絶滅(EX: Extinct)
危険度: 最大
すでに絶滅したと考えられる種。過去50年間信頼できる調査で生存が確認できておらず、すべての個体が死滅したと考えられる場合。
野生絶滅(EW: Extinct in the Wild)
危険度: 極めて高い
飼育・栽培下でのみ存続している種。自然状態での生存が確認できず、動物園や植物園などでの保護下でのみ生存が確認されている場合。
絶滅危惧IA類(CR: Critically Endangered)
危険度: 非常に高い
ごく近い将来における野生での絶滅の危険性が極めて高いもの。個体数の激減や生息地の著しい減少が確認されている種。
絶滅危惧IB類(EN: Endangered)
危険度: 高い
IA類ほどではないが、近い将来における野生での絶滅の危険性が高いもの。生息条件の悪化や個体数の減少が進行している種。
絶滅危惧II類(VU: Vulnerable)
危険度: 中程度
絶滅の危険が増大している種。現在の状態をもたらした圧迫要因が引き続き作用する場合、近い将来「絶滅危惧I類」のカテゴリーに移行することが考えられる種。
準絶滅危惧(NT: Near Threatened)
危険度: やや低い
現時点での絶滅危険度は小さいが、生息条件の変化によっては「絶滅危惧」として上位カテゴリーに移行する可能性がある種。
軽度懸念(LC: Least Concern)
危険度: 低い
上記のカテゴリーに該当しない種。現時点では絶滅の危険性が低く、生息状況が安定している種。
情報不足(DD: Data Deficient)
危険度: 評価不能
評価するだけの情報が不足している種。危険性の評価が可能な情報が得られていない状態の種。
目次