オグラコウホネ

概要

オグラコウホネは、日本固有の水生植物で、絶滅危惧種に指定されています。コウホネの仲間の中でも特に小さく、黄色い花を咲かせます。葉は丸みを帯びており、水面に浮かびます。他のコウホネと比べて生育環境に非常に敏感で、水質のきれいな、流れの緩やかな場所にしか生育できません。そのため、開発や水質汚染の影響を受けやすく、個体数は減少の一途を辿っています。保全活動が盛んに行われていますが、その希少性から、自然の中で出会えることは非常に幸運と言えるでしょう。美しい花と、その希少性から、日本の水辺の貴重な宝と言えます。