チシマイワブキ

概要

チシマイワブキは、高山帯に生育する多年草で、岩場や礫地に張り付くように群生します。肉厚で丸みを帯びた葉は、独特の光沢があり、ロゼット状に地面に広がります。夏には、茎を伸ばして白い小さな花を多数咲かせ、その姿は高山植物らしい可憐さで観賞価値も高いです。比較的乾燥した環境を好み、強健な性質を持っています。本州中部地方の高山に分布しており、その希少性から保護の対象となっている地域もあります。 高山植物園などで見られる機会もあり、その繊細な美しさは多くの人の心を惹きつけます。