チャイロナギナタハバチ

概要

チャイロナギナタハバチは、ハチ目ハバチ科に属する昆虫です。体長は10～15mmほどで、体は細長く、黒色を基調とした美しい体色をしています。名前の由来にもなっているように、腹部が細長く伸びた独特の形状が特徴です。 幼虫は、主にバラ科植物の葉を食べて育ちます。葉脈を残して葉肉を食べるため、食害されると葉にレース状の穴があきます。成虫は春から初夏にかけて見られ、花などに集まる様子が観察できます。 比較的普通に見られる種ですが、その美しい姿と独特の体型から、昆虫愛好家にも人気があります。ただし、幼虫は植物に被害を与えるため、農家にとっては害虫と認識されることもあります。