サクラジマイノデ

概要

サクラジマイノデは、常緑性のシダ植物で、深い緑色の葉が特徴です。葉は長さ30～60cm、幅10～20cm程になり、羽状に深く裂けています。鱗片は黒褐色で光沢があり、葉軸や葉柄に密生しています。この鱗片が桜の花びらのように見えることから、その名が付けられました。比較的湿潤で日陰の環境を好み、山地の林床や渓流沿いに生育しています。観葉植物としても人気があり、その美しい葉姿は、庭園や鉢植えで鑑賞できます。耐寒性も高く、比較的育てやすいシダ植物の一つと言えるでしょう。胞子で繁殖し、春から夏にかけて胞子嚢群をつけます。