イヌノフグリ

概要

イヌノフグリは、春の野原を彩る小さな雑草です。オオバコ科クワガタソウ属に属し、地面を這うように広がる茎から、小さな青い花を咲かせます。花は直径5mmほどで、4枚の花弁を持ち、中心部は白い色をしています。葉は対生し、丸みを帯びた腎臓形をしています。名前の由来は、果実の形が犬の陰嚢に似ていることから付けられたと言われています。近年は、帰化植物のオオイヌノフグリに押され、生育地が減少傾向にあります。しかし、春の陽射しの中で可憐に咲く姿は、多くの人の心を癒やしています。生育環境は日当たりの良い道端や畑などです。