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分類: 維管束植物

イワヨモギ

Artemisia sacrorum
VU
分類: 維管束植物
イワヨモギ

概要

イワヨモギは、厳しい環境に耐える多年草で、高山帯の岩礫地や砂礫地に生育する強健な植物です。高さは10~30cm程度と比較的小柄ですが、銀白色を帯びた葉が特徴的で、乾燥した風や強い日差しから身を守るための工夫と考えられています。葉は細かく裂けており、独特の香りを持っています。花は小さく、黄色みを帯びた褐色で、目立ちにくいのが特徴です。繁殖力は旺盛で、岩場などに群生している様子が見られます。乾燥に強く、生育条件が厳しい場所でも生き残る生命力の強さが魅力です。薬用や観賞用としての利用も検討されており、近年注目を集めています。

絶滅危惧カテゴリー一覧

絶滅(EX: Extinct)
危険度: 最大
すでに絶滅したと考えられる種。過去50年間信頼できる調査で生存が確認できておらず、すべての個体が死滅したと考えられる場合。
野生絶滅(EW: Extinct in the Wild)
危険度: 極めて高い
飼育・栽培下でのみ存続している種。自然状態での生存が確認できず、動物園や植物園などでの保護下でのみ生存が確認されている場合。
絶滅危惧IA類(CR: Critically Endangered)
危険度: 非常に高い
ごく近い将来における野生での絶滅の危険性が極めて高いもの。個体数の激減や生息地の著しい減少が確認されている種。
絶滅危惧IB類(EN: Endangered)
危険度: 高い
IA類ほどではないが、近い将来における野生での絶滅の危険性が高いもの。生息条件の悪化や個体数の減少が進行している種。
絶滅危惧II類(VU: Vulnerable)
危険度: 中程度
絶滅の危険が増大している種。現在の状態をもたらした圧迫要因が引き続き作用する場合、近い将来「絶滅危惧I類」のカテゴリーに移行することが考えられる種。
準絶滅危惧(NT: Near Threatened)
危険度: やや低い
現時点での絶滅危険度は小さいが、生息条件の変化によっては「絶滅危惧」として上位カテゴリーに移行する可能性がある種。
軽度懸念(LC: Least Concern)
危険度: 低い
上記のカテゴリーに該当しない種。現時点では絶滅の危険性が低く、生息状況が安定している種。
情報不足(DD: Data Deficient)
危険度: 評価不能
評価するだけの情報が不足している種。危険性の評価が可能な情報が得られていない状態の種。
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