ツブマンジュウゴケ

概要

ツブマンジュウゴケは、岩や樹木の表面に付着して生育する地衣類の一種です。小さな粒状の群体をつくり、表面は黒っぽい緑色から暗褐色をしています。個々の地衣体は小さく、肉眼ではほとんど点のようにしか見えません。湿った環境を好み、雨の後などは少し膨らんで緑色が濃くなります。比較的乾燥した環境にも耐えることができますが、強い日差しは苦手です。日本では比較的広く分布しており、特に森林や山地で見られます。他の地衣類と比べると目立たない存在ですが、森林生態系において重要な役割を果たしていると考えられています。