シナノアキギリ Salvia koyamae VU 分類: 維管束植物 概要 シナノアキギリは、日本の固有種で、主に中部地方の高山帯に生育するシソ科の多年草です。紫色の美しい花を咲かせ、その花の形は独特で、唇形花冠を持ちます。他のアキギリ属と比べて花冠が大きく、上唇は直立し、下唇は大きく3裂します。葉は対生し、鋸歯があり、やや毛深いのが特徴です。日当たりの良い岩場や草地に自生し、夏の終わりから秋にかけて開花します。高山植物として、その美しい姿と希少性から、高山植物愛好家にも人気があります。環境の変化に敏感なため、生育地の保全が重要な課題となっています。