チゴモズ Lanius tigrinus CR 分類: 鳥類 概要 チゴモズは、全長約18cmのスズメほどの大きさの鳥で、東アジアに広く分布しています。オスは頭部が黒褐色で、目の周りには白い眉斑があり、背中は赤褐色、腹部は白いのが特徴です。メスはオスに比べてやや地味な色をしています。昆虫類や小型の爬虫類などを捕食し、鋭い嘴と強力な足で獲物を捕らえます。木の枝などに獲物を突き刺して貯蔵する習性も知られています。繁殖期には、木の枝などにコップ状の巣を作り、4~6個の卵を産みます。渡り鳥で、冬は東南アジア方面へ渡って行きます。比較的平地から山地の低木林などに生息し、警戒心が強く、素早く飛び回ります。その姿は、時に電線などに止まっている様子も観察できます。