ヤエヤマミツギリゾウムシ

概要

八重山諸島に生息する、体長約1cmのゾウムシ。名前の通り、前胸背板に特徴的なノコギリ状の突起を持つのが最大の特徴です。体色は黒褐色で、光沢があります。主に植物の汁を吸って生活し、成虫は5月から7月頃に見られます。生息地である八重山諸島の森林伐採や開発などによる環境変化の影響を受けやすく、希少な昆虫として知られています。その独特の容姿と、限られた生息域から、昆虫愛好家や研究者にとって貴重な存在となっています。近年は個体数の減少が懸念されており、保護活動の必要性が叫ばれています。