MENU
分類: カワゲラ目

フライソンアミメカワゲラ

Perlodes frisonanus
NT
分類: カワゲラ目
フライソンアミメカワゲラ

概要

フライソンアミメカワゲラは、カワゲラ目アミメカワゲラ科に属する水生昆虫です。比較的大きめのカワゲラで、成虫は翅に網目状の翅脈が特徴的です。幼虫は清流に生息し、石の下などに隠れながら生活します。雑食性で、藻類や水生昆虫などを捕食します。日本では本州に分布し、渓流域の指標生物として、水質の良い環境のバロメーター的な存在となっています。その生息状況は、河川の環境保全の指標としても注目されています。成虫は初夏に羽化し、短い期間だけ地上で生活します。美しい翅を持つことから、昆虫愛好家にも人気があります。

絶滅危惧カテゴリー一覧

絶滅(EX: Extinct)
危険度: 最大
すでに絶滅したと考えられる種。過去50年間信頼できる調査で生存が確認できておらず、すべての個体が死滅したと考えられる場合。
野生絶滅(EW: Extinct in the Wild)
危険度: 極めて高い
飼育・栽培下でのみ存続している種。自然状態での生存が確認できず、動物園や植物園などでの保護下でのみ生存が確認されている場合。
絶滅危惧IA類(CR: Critically Endangered)
危険度: 非常に高い
ごく近い将来における野生での絶滅の危険性が極めて高いもの。個体数の激減や生息地の著しい減少が確認されている種。
絶滅危惧IB類(EN: Endangered)
危険度: 高い
IA類ほどではないが、近い将来における野生での絶滅の危険性が高いもの。生息条件の悪化や個体数の減少が進行している種。
絶滅危惧II類(VU: Vulnerable)
危険度: 中程度
絶滅の危険が増大している種。現在の状態をもたらした圧迫要因が引き続き作用する場合、近い将来「絶滅危惧I類」のカテゴリーに移行することが考えられる種。
準絶滅危惧(NT: Near Threatened)
危険度: やや低い
現時点での絶滅危険度は小さいが、生息条件の変化によっては「絶滅危惧」として上位カテゴリーに移行する可能性がある種。
軽度懸念(LC: Least Concern)
危険度: 低い
上記のカテゴリーに該当しない種。現時点では絶滅の危険性が低く、生息状況が安定している種。
情報不足(DD: Data Deficient)
危険度: 評価不能
評価するだけの情報が不足している種。危険性の評価が可能な情報が得られていない状態の種。
目次