クルマギク Aster tenuipes EN 分類: 維管束植物 概要 クルマギクは、晩秋に美しい花を咲かせる野菊の一種です。名前の通り、車輪のように放射状に花が咲く姿が特徴的で、直径3~4cmほどの白い小さな花を多数つけます。山地の岩場や草原などに自生し、日当たりの良い乾燥した場所を好みます。茎は細く、直立または斜上し、高さは10~30cmほどになります。葉は線形で、互生します。他の野菊と比べると、花が密集して咲く様子は独特で、秋の野山を彩る貴重な存在です。環境の変化に弱く、個体数は減少傾向にあるため、大切に保護する必要があります。