フクド Artemisia fukudo NT 分類: 維管束植物 概要 フクドは、キク科ヨモギ属の多年草で、日本各地の日当たりの良い山野に自生しています。高さは50~100cmほどになり、茎は木質化して硬くなります。葉は互生し、羽状に深く裂けており、裏面には白い綿毛が密生しています。夏から秋にかけて、小さな黄緑色の花を多数つけます。独特の香りがあり、古くから薬草として利用されてきました。民間療法では、煎じて飲んだり、外用薬として利用したりするなど、様々な用途があります。近年では、その成分に抗菌作用や抗炎症作用があることも研究されていますが、使用にあたっては専門家の指導を受けることが重要です。