ヤマグチサンショウウオ

概要

山口県にのみ生息する、希少なサンショウウオです。体長は10cmほどで、体は黒褐色で、小さな白い斑点があります。渓流の清流域に生息し、水中で生活する期間が長く、繁殖期には水中で卵を産みます。幼生は、エラを使って水中で呼吸し、変態して成体になると肺呼吸に変わります。近年、生息地の減少や環境悪化により個体数が減少しており、絶滅危惧種に指定されています。その愛らしい姿と、繊細な生態系を維持する上で重要な役割を担っているため、保護活動が盛んに行われています。豊かな自然環境の象徴として、その存続が望まれています。