クロホシクサ

概要

クロホシクサは、湿地に生育する小型の維管束植物です。高さは数センチメートル程度で、細く繊細な葉をロゼット状に地面に広げます。夏には、花茎の先端に白い小さな花を多数つけ、独特の美しい姿を見せてくれます。日当たりの良い湿地や、湿った岩の上などに生育し、群生することもあります。環境の変化に敏感なため、生育地は限られており、絶滅危惧種に指定されている地域もあります。その可憐な姿と、生育地の特殊性から、希少な植物として知られています。近年は、生育地の保全活動も盛んに行われています。