ミヤマコウモリソウ

概要

深山に咲くミヤマコウモリソウは、キク科の多年草で、高さは30～80cmに成長します。葉は腎臓形で、縁には粗い鋸歯があり、独特の形状をしています。夏には、多数の小さな白い花を散房状に咲かせ、清涼感のある美しい姿を見せてくれます。高山帯の草原や湿地などに自生し、その可憐な姿は、厳しい自然環境に耐え忍ぶ生命力を感じさせます。比較的湿り気のある土壌を好み、群生することもあります。観賞価値も高く、高山植物園などで見られる機会も多いでしょう。 名前の由来は、葉の形がコウモリの羽に似ていることからきています。