ホソバハナウド

概要

ホソバハナウドはセリ科に属する多年草で、北海道から中部地方にかけて分布しています。山地の草原や林縁などに生育し、高さは1メートルほどになります。葉は羽状に深く裂け、細長い小葉を持つのが特徴で、名前の由来となっています。夏には白い小さな花を多数つけた複散形花序をつけます。花序は大きく、直径10センチメートルほどにもなります。全体に粗い毛が生えており、触るとざらざらした感触があります。似た種にハナウドがありますが、葉の裂片がより細く、花序がやや小さいことで区別できます。薬用や食用としての利用は確認されていません。