コウライイヌワラビ

概要

コウライイヌワラビは、シダ植物の一種で、日本各地の林床などに生育する多年草です。鮮やかな緑色の葉は、繊細で優美な姿が特徴。二回羽状複葉で、羽片は細長く、先端は尖っています。胞子嚢群は葉の裏側に付き、円腎形をしています。日陰を好み、湿り気のある環境を好んで生育します。観賞用として栽培されることもありますが、野生種も多く見られます。他のイヌワラビ属と比べて葉の切れ込みが深く、羽片がより細長い点が識別ポイントです。比較的丈夫で育てやすく、落ち着いた緑色が庭先などに彩りを添えます。