ミヤコマドボタル

概要

宮古島に生息するミヤコマドボタルは、本土のマドボタルとは異なる、独特の美しさを持つホタルです。体長は1センチメートルほどで、オスは発光器が大きく、腹部全体が明るく輝きます。一方、メスは発光器が小さく、光は弱いため、夜間でも見つけるのが難しいです。 幼虫は陸生で、カタツムリなどを捕食して成長します。成虫は6月から7月頃に現れ、短い期間だけ幻想的な光を放ちます。近年、生息地の減少が危惧されており、貴重な固有種として保護の努力が続けられています。その神秘的な光は、宮古島の自然環境の象徴と言えるでしょう。