イケダメンハナバチ Hylaeus ikedai VU 分類: ハチ目 概要 イケダメンハナバチは、日本に生息する小さなハナバチです。体長は5~6mm程度と小さく、黒色を基調とした体に、わずかに黄色の斑紋が見られるのが特徴です。他のハナバチと異なり、花粉を体毛ではなく、腹部にある特別な器官に集めて巣に運びます。そのため、他のハナバチのように花粉まみれになることはありません。 主に山地の草原や林縁部で見られ、様々な植物の花を訪れて蜜や花粉を集めます。単独生活性で、地中に巣を作り、幼虫の餌となる花粉団子を蓄えて卵を産みます。近年、生息地の減少が懸念されており、希少なハナバチの一つと言えるでしょう。その生態は未だ不明な点が多く、今後の研究が待たれています。