モクビャクコウ

概要

モクビャクコウは、キク科の常緑低木で、海岸近くに自生する植物です。茎は木質化し、多数枝分かれしてこんもりと茂ります。葉は肉厚で、銀白色を帯びた緑色をしています。独特の香りがあり、古くから薬草として利用されてきました。乾燥させた葉は、煎じて飲んだり、浴用剤として利用されたりします。近年では、その抗菌作用や抗酸化作用にも注目が集まり、健康食品としても利用されています。比較的育てやすく、乾燥にも強いことから、観賞用としても人気があります。葉の形状や全体の姿から、別名「木百香」とも呼ばれています。