ヤクシマミツバツツジ

概要

屋久島に自生するヤクシマミツバツツジは、ツツジ科ツツジ属の低木です。標高の高い場所に生育し、樹高は1mほどになります。特徴的なのは、その名の通り三枚の葉が輪生状に付くことです。他のミツバツツジ類と比べて葉は大きく、厚みがあり、表面には光沢があります。開花時期は4～5月頃で、淡紅紫色の美しい花を咲かせます。花冠は漏斗状で、5裂します。屋久島の固有種であり、その希少性から、保護が必要な植物となっています。観賞価値も高く、園芸品種としても人気があります。