トサムカシゲンゴロウ

概要

トサマルガタゲンゴロウは、四国にのみ生息する希少なゲンゴロウです。地下水に生息する特有の形態を持ち、体長は5～6mmと小型です。体は扁平で、淡褐色をしています。他のゲンゴロウと異なり、後肢に遊泳毛が少なく、水中をゆっくりと移動します。そのため、発見が難しく、生息状況の詳細は不明な点が多いですが、地下水の汚染や生息地の開発などが大きな脅威となっています。環境省レッドリストでは絶滅危惧IA類に指定され、保護対策が急務となっています。その貴重な生態系を守るため、生息地の保全とモニタリングが重要です。