アマミサンショウソウ

概要

奄美山椒草は、イラクサ科の多年草で、奄美大島固有種です。湿った岩上や渓流沿いに生育し、高さは10～20cmほどになります。葉は対生し、葉身は卵形から広卵形で、縁には鋸歯があります。表面には粗い毛が生え、ざらざらとした触感です。花は小さく目立たず、淡緑色で、雌雄異株です。環境省レッドリストで絶滅危惧Ⅱ類に指定されており、生育地の保全が課題となっています。独特の形態と生育環境から、植物愛好家にも注目されています。その希少性と、独特の美しさから、奄美大島の貴重な自然遺産と言えるでしょう。