フタマタタンポポ

概要

フタマタタンポポは、北海道に固有の多年草で、その名の通り、花茎が二股に分かれるのが特徴です。タンポポに似た黄色い花を咲かせますが、タンポポ属ではなく、チコリ属に分類されます。 他のタンポポ類と比べて開花時期が遅く、初夏から夏にかけて見られます。日当たりの良い草原や河川敷などに生育し、比較的乾燥した環境を好みます。 在来種であり、北海道の固有の植物相を代表する種の一つとして、生態系の保全上重要な役割を担っています。近年、開発などによる生息地の減少が懸念されています。