ヒナモロコ

概要

ヒナモロコは、日本固有種の小型淡水魚です。体長は最大でも3～4cmほどと小さく、細長い体型が特徴です。主に河川の中流域から下流域の、流れが緩やかな場所に生息し、水草の茂る環境を好みます。雑食性で、水生昆虫や藻類などを食べています。 かつては各地に広く分布していましたが、河川改修や水質汚染などにより生息数は激減し、絶滅危惧種に指定されています。その美しい体色と繊細な生態から、希少価値が高く、保全活動が盛んに行われています。近年では、人工繁殖にも成功しており、個体数回復への期待が高まっています。