ヒメキリンソウ

概要

ヒメキリンソウは、ベンケイソウ科マンネングサ属の多年草です。本州、四国、九州に分布し、日当たりの良い乾燥した岩場や礫地に自生します。高さは5～15cmほどで、肉厚の葉を密生させ、茎は地面を這うように伸びます。小さな星形の花を多数つけ、黄色い花弁が鮮やかです。乾燥に強く、育てやすいことから、近年は観賞用としても人気が高まっています。繁殖力は旺盛で、匍匐茎を伸ばして広がっていきます。その姿は、小さなキリンソウを思わせることから、この名が付けられました。山野草として、また、ロックガーデンや鉢植えなど、様々な場所で楽しめる植物です。