テリハオリヅルスミレ Viola sp. CR 分類: 維管束植物 概要 照葉大瑠璃菫は、小型の多年草で、湿った森林の林床などに生育する、控えめながらも美しいスミレです。葉は円形で光沢があり、名前の由来にもなっています。花は淡い紫色で、花弁には濃色の筋が入り、清楚な印象を与えます。他のスミレと比べて開花時期が比較的遅く、初夏に可憐な花を咲かせます。比較的日陰を好み、湿り気のある環境を好むため、山地の渓流沿いや、森林内の湿地などで見かけることができます。葉の形状や花の色の微妙な変異があり、個体差を楽しむこともできます。 生育環境の変化により、個体数が減少している地域もあるため、大切に保護していく必要があります。