イイジマウミヘビ

概要

イイジマウミヘビは、日本近海に生息する小型の海蛇です。体長は最大で約1メートル程で、他のウミヘビと比べて比較的短く、ずんぐりとした体型をしています。体色は褐色や暗褐色で、腹部は淡色です。毒は持っていますが、攻撃性は低く、人間が積極的に危害を加えない限り咬まれることは稀です。主に岩礁域やサンゴ礁域に生息し、魚類や甲殻類などを捕食しています。名前の由来は、発見者である伊島清次博士にちなみます。生息数は多くないため、希少種として扱われています。日本では、主に南西諸島で見られますが、その生態についてはまだ解明されていない部分が多く、今後の研究が期待されています。