ラウススゲ Carex stylosa EN 分類: 維管束植物 概要 ラウススゲは、湿地や水辺に生育する多年草です。高さは30~80cmほどになり、細長い葉を持ちます。特徴的なのは、小穂(小花が集まったもの)で、雄小穂と雌小穂が分かれてつき、雌小穂は細長く垂れ下がります。花期は5~7月頃で、目立たない小さな花を咲かせます。地下茎によって広がり、群落を作ることが多く見られます。生育地は湿地に限られ、水質浄化などにも貢献していると考えられています。比較的、寒冷な地域に多く分布し、日本では北海道から九州まで広く見られますが、個体数は減少傾向にある地域もあります。